1846年に創業した、アイラ島最大の蒸留所。蒸留所名はゲール語で「アイラ海峡(Sound of Islay)」を意味し、その名の通り、ジュラ島を望むアイラ海峡沿いの岸辺に建っている。ポート・アスケイグの近郊に位置し、現在はディアジオが所有する。
特徴的なのは、その味わい。ラガヴーリンと同程度(約38ppm)のピーテッド麦芽を使っているにもかかわらず、仕上がりはどちらかと言えば軽やかで潮っぽく、煙臭さはそれほど強くない。その秘密は、大きなポットスチルを使うことで重いフェノール成分を蒸留の過程で落とし、さらに後留のカットを早めのタイミングで行っているためだと言われる。
スモーキーさを加えながらも全体のバランスを壊しにくい、というこの個性から、カリラはジョニーウォーカーにとって欠かせない重要な原酒であり、ジョニーウォーカーを象徴する蒸留所の一つとしても位置づけられている。
ウォッシュスチル3基・スピリットスチル3基の計6基を備え、年間およそ640万リットルという大きな生産能力を誇る。仕込み水はロッホ・ナム・バン(Loch nam Ban)から引き、麦芽は主にポート・エレンの製麦所から供給される。